【映画レビュー】今でいうVtuberの先駆け?『シモーヌ』
本編が始まるまで、ポップコーンには一切手を出さないオサトルーパーです。
このところ、「Vtuber(バーチャルYoutuber)」が注目されていますね。
2Dまたは3Dのアバターを使って動画配信をするという方々のことですが、企業のアンバサダーとして活動されているVtuberもいらっしゃるそうですね。
私自身もゲームで配信をしているものの、有名ではないので(笑)
さて、今回はそのVtuberみたいなキャラを創造し、大騒動になった映画をご紹介します。
2002年に公開された『シモーヌ』という映画です。
かつてアカデミー賞にノミネートされたことがある落ちぶれた監督・タランスキー。
主演女優が降板し、映画製作が中止に追い込まれてしまいます。
するとそこに、タランスキー監督のファンである余命わずかなプログラマーが現れ、監督にふさわしい理想の女優を提供できると熱弁します。
それどころではないタランスキーは、話を聞かずに立ち去ってしまいます。
後日、そのプログラマーの死の報せと共に、ハードディスクが届きます。
そのハードディスクには、『バーチャル女優・シモーヌ』のプログラムが入っていたのです。
タランスキーは、シモーヌを主演女優として映画を発表すると、これが大当たり!
シモーヌは一躍トップ女優の仲間入りとなったわけですが、ここで忘れてはいけないのが『シモーヌは実在しない』ということです。
様々な有名女優のパーツで作り上げられ、自ら動くことも話すこともできません。
タランスキーは、必死に偽装工作をしてマスコミなどを騙していくのですが…とあらすじはここまでです(笑)
『シザーハンズ』『17歳のカルテ』のウィノナ・ライダーさん。
そして、シモーヌ役はモデルのレイチェル・ロバーツさんが演じてられました。
『ゴッドファーザー』などではかっこいい役をされていたアル・パチーノさんが、ダメダメな監督役をされているので、新鮮な感じでした。
ライブシーンもあるんですが、まさに現在の技術では実現可能というか、実際にやっているので、シモーヌのようなリアルに近いバーチャルキャラクターが登場するのもそう遠くはないかもしれませんね。
『映画は別世界に行ける旅客機』
次回も私のおすすめの旅行券をお見せします。